インセプションデッキとは、チームでプロジェクトに対する期待を共有し共通認識を作るためのツールです。プロジェクトに取り掛かる前や遂行の最中に「てごわい質問」ときちんと向き合っておくことで、プロジェクトの余計な失敗を防ぎましょう。
本テンプレートは、『アジャイルサムライ』で紹介されているインセプションデッキに、より平易な言葉遣いになるよう手を加えたものです。プロジェクトごとに適宜チューニングしてご利用ください。
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このプロジェクトのミッション
"Start with Why"の精神で、このプロジェクトの真のゴールを明らかにしよう
プロジェクトの核心を明快に説明する
エレベーターに同乗している30秒の間に投資家を惹き付けなくてはいけないとき、このプロジェクトをどう説明する?
- [lang-note]という名のこのプロダクトは
- [英語を話すために、英語フレーズを暗記したい人]向けに、
- [AIに質問し、自然な英語に訳してもらったフレーズを、日本語と英語セットで保存し、暗記カードとして使えるように]する、
- [英語学習アプリ]です。
- これは[anki]とは違って
- [AIが回答したフレーズを保存できる機能]が備わっており
- 対象顧客はこれまでよりも[人に英語の添削を依頼する必要がなく、1人で正しい英語を独学]することができます
キャッチコピーを決める
もしこのプロダクトがスーパーマーケットの棚に並ぶとしたら、お客さんがこの商品を買う理由はなんだろう?
プロダクトの機能や特徴 | そこからお客さんが得る効能 |
---|---|
このプロジェクトのスコープ
このプロジェクトで解決すべき問題、相手にしない問題、今はまだ判断できない問題をそれぞれ明らかにしよう
やること
LINEでAIに英語の訳を質問すると、英語訳が返ってくる
LINEでAIに英語の訳を質問すると、英語訳が返ってくる
返ってきた英語訳が、日本語訳とセットでWebに保存される
返ってきた英語訳が、日本語訳とセットでWebに保存される
Web上でノートの一覧とCRUD機能
Web上でノートの一覧とCRUD機能
暗記カードとして使える
暗記カードとして使える
LINEログイン
LINEログイン
ChatGPTに質問
ChatGPTに質問
プロジェクトコミュニティの全貌
プロジェクトに参加するメンバーそれぞれが責務として期待されることを明確にしつつ、コアメンバー以外で信頼関係を築かなくてはいけない人たちを確認しよう
アーキテクチャ
使用する手段の関係性を整理しつつ、解決策の全体像を描こう
このプロジェクトの負け筋
このプロジェクトに失敗をもたらす問題を書き出して、自分たちで対処すべきものとそうでないものに分類しよう
Name | 自分たちで対処すべき |
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必要な期間を見積もる
このプロジェクトにどれくらいの期間が必要なのかを見極めよう。どんなに長くても半年以内であることが望ましい。
何を諦めるのかはっきりさせる
プロジェクトがうまくいかなくなったとき、わたしたちは予算・時間・品質の前に現状の広いスコープを諦めなくてはならない。数ある項目の中から、「いざとなったら諦めるもの」を選ぼう。決して、複数の項目に同じポイントを付けてはいけない。
項目 | Point(Max: 100) | Trade Off Slider |
---|---|---|
10 | 重要でない ––○––––––––––––––––––重要 | |
20 | 重要でない ––––○––––––––––––––––重要 | |
99 | 重要でない –––––––––––––––––––○重要 | |
重要でない ○––––––––––––––––––––重要 |
予算と最終責任者
最後はすでに決まっているかもしれないが、このプロジェクトの予算と、意見が割れたときに最終的な決断を下す責任者を明らかにしておこう
- 予算
- 人件費:0円
- サーバー費:4,000~5,000円/月
- 最終責任者:自分